MICS NEWS Vol.12 Number 3
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …

"”B−047.フジッコ(株)は、北海道立工業技術センターとの共同研究で、収穫後直ちに冷凍処理した昆布を用いた佃煮は乾燥原料に比べ、『フコキサンチン』の量が比較的多く保たれていることを発見した。フコキサンチンとは、昆布やワカメ、ヒジキなどの褐藻類に含まれる色素で、脂肪の燃焼を促進させるなどのさまざまな生理機能を持つ。
                  【食品新聞 2011.5.23朝刊  4面】“"

"”B−059.高知県立大学と(有)池一菜果園、土佐市は、産学官の共同研究でフルーツトマトのジュースが高血圧を下げる効果があることを発見した。フルーツトマトは血圧降下作用のあるルチンやカリウムを豊富に含むとされる。
            【日経産業新聞 2011.5.24朝刊 18面】“"

"”C−003.日本コーンスターチ(株)は、供給不足が懸念されるバレイショ(ジャガイモ)でんぷんの代替品となる粘度の高いコーンスターチ(トウモロコシでんぷん)を開発した。一方で原料トウモロコシの国際価格が上昇していることから、コーンスターチの代替品として、コメを原料とした高品質のでんぷんを開発した。  
                   【日経産業新聞 2011.5.26朝刊 17面】“"

"”C−007.石川県立大学大学院は、おからを乳酸発酵させて摂取すると、体内のビフィズス菌を大幅に増やせることを明らかにした。ビフィズス菌には、整腸作用や抗アレルギー作用がある。安価なおからから、機能性を生かした新たな用途開発が期待できる。
                 【日本農業新聞 2011.5.29朝刊  1面】“"

”C-063.沖縄県南城市の城間正守さんが育成したパッションフルーツの新品種「ソフトタッチ」が、農林水産省の登録品種に認定された。パッションでは国内唯一の登録品種で、果皮が手でちぎれるほどに柔らかく、冷凍での長期保存も可能。
         【沖縄タイムス 2011.6.18朝刊  9面】“

”C-064.北海道立総合研究機構は、生ハム製造技術を応用したサケ加工食品を開発した。発酵、熟成させて魚臭さを抑えながらうま味成分を引き出す。熟成させてうま味を引き出す加工法に生ハム製造に使う発酵という手間を加える。
         【日経MJ(流通新聞) 2011.6.20朝刊 18面】“

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