MICS NEWS Vol.12 Number 3  
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

"”B−057.愛媛大学は、硫黄酸化物、窒素酸化物などの大気汚染物質を効率良く吸着するゼオライトを、イネのもみ殻から高い純度で作る技術を開発した。自動車の排ガス浄化用材料などとして実用化を目指す。
              【日経産業新聞 2011.5.23朝刊 11面】“"


"”B−060.サンマルコ食品(株)と田中酒造(株)、北海道総研食品加工研究センターは、冷凍コロッケの製造過程で出るジャガイモの皮や芽が付着した部分など、これまで廃棄していた加工残さを有効活用した焼酎を、共同開発した。26日から田中酒造(株)が直営店で試験販売を始めた。
             【北海道新聞 2011.5.26朝刊 33面】
             【日本農業新聞 2011.5.27朝刊 15面】“"


"”C−004.静岡大学と静岡県工業技術研究所は、津波被害で塩分を多く含んだ木くずなどを、高温高圧の亜臨界水(180〜200度、10〜16気圧)で分解し粉末燃料に変える技術を開発した。木くずやごみ700キロで、石炭並みの発熱量を持つ燃料が約350キロ生成できる。
              【静岡新聞 2011.5.27朝刊 28面】“"


"”C−005.和歌山県畜産試験場養鶏研究所は、食品廃棄物処理業者と連携し、未利用食品の有効利用を目的とした採卵用鶏の餌「エコフィード」を開発した。エコフィードは、市販の配合飼料に混ぜて使用する。炊いた米やうどん、中華麺を乾燥させたものが主。
           【紀伊民報 2011.5.28朝刊  1面】“"


"”C−011.(株)アクトは、徳島県立工業技術センターと共同で木材を洗浄する際などに出る排水を水と有機物に分離する処理剤を開発した。処理した後の水は河川や下水にそのまま流せるほか、農業用水にも使えるという。残った沈殿物は土壌改良材として再利用できる。
             【日経産業新聞 2011.6.1朝刊 14面】“"


"”C−017.丸紅(株)は、日本仁安堂薬健(株)と共同で微生物を使って農地の土壌や水質を改善する技術を開発した。複数の菌類を配合した生菌剤と呼ばれる製品を飼料や貯水タンクに少量混ぜるだけで、家畜のふん尿や肥料から出る有害物質を浄化できる。
           【日経産業新聞 2011.5.31朝刊  2面】“"


"”C−018.名古屋大学は、国立環境研究所と共同で植物などが吸収・放出する二酸化炭素の流量を算出する新技術を開発した。植物による二酸化炭素の吸収量と土壌の微生物などによる放出量の差を独自の計算式で算出。米航空宇宙局、筑波大学、北海道大学、福島大学、岐阜大学が協力した。
             【日経産業新聞 2011.6.1朝刊 10面】“"


"”C−020.森林総合研究所は、12日に東京大学安田講堂(東京都文京区)で公開講演会「日本の森を活(い)かそう!」を開催する。
             【日本農業新聞 2011.6.3朝刊 14面】“"


"”C−041.海洋研究開発機構は、培養が困難である海底下の微生物であるメタン生成菌を効率的に培養することに成功した。メタンを主成分とする天然ガスや、メタンがシャーベット状態となったメタンハイドレートの生産メカニズムの解明などに役立つ。
          【日刊工業新聞 2011.6.10朝刊 22面】“"


"”C−043.農研機構中央農業総合研究センターは、東京電力福島第一原発の事故で、計画的避難区域となっている福島県飯舘村の水田で土壌から放射性物質を除去する試験を始めた。農業用トラクターを使って水を張る前の田の汚染土を地表から5センチ削り取り、汚染状況を調べる。
              【読売新聞 2011.6.14朝刊  1面】
              【朝日新聞 2011.6.14朝刊 38面】
            【日本農業新聞 2011.6.14朝刊  3面】
              【福島民報 2011.6.14朝刊 23面】“"


"”C−045.農研機構近畿中国四国農業研究センターが開発したヒマワリ用播種(はしゅ)ロールが、東京電力福島第一原発の事故を受けて注目を集めている。種子を1粒ずつ適切な間隔でまくことができ、省力化と種子代節約につながる。
            【日本農業新聞 2011.6.14朝刊  1面】“"


"”C−047.(株)筑波バイオテック研究所は、新種の緑藻類「New Strain X」と「ユーグレナ」の一種を発見し、効率的な培養技術を開発した。「New Strain X」は石油の主成分である脂質の含有率が70〜80%と高く、主に燃料用に使う。「ユーグレナ」の一種は必須アミノ酸が豊富で燃料を取るために脱脂した後の乾燥粉末は食品や飼料などに使える。
             【日本農業新聞 2011.6.15朝刊  1面】“"


"”C−048.筑波大学大学院は、従来の藻類の10倍以上も油の生産能力が高い新種「オーランチオキトリウム」を沖縄のマングローブ林で見つけた。葉緑素がなく光合成はしないが、増殖は速い。
            【日本農業新聞 2011.6.15朝刊  1面】"


”C-049.富士電機(株)は、コアテック(株)と共同で、遊休農地向けにシート状の太陽光発電システムを開発した。防草シートの表面に太陽電池モジュールを貼り付け、雑草の繁茂を防ぎながら発電する。シートは巻き上げるだけで撤去でき、移設もしやすい。
            【日経産業新聞 2011.6.14朝刊  1面】“


”C-050.千葉大学は、柏の葉キャンパスに床面積が1.3ヘクタールと国内最大級の植物工場を完成させた。太陽光利用型の生産が主体で、雨水を培養液に利用するなど省資源、省エネ生産を追求し、生産コストの3割削減と環境に優しい農業を目指す。
             【日本農業新聞 2011.6.15朝刊 16面】
              【千葉日報 2011.6.15朝刊  1面】
            【日刊工業新聞 2011.6.15朝刊 11面】 
           【化学工業日報 2011.6.16朝刊  4面】“


”C-057.(株)たすくは、北海道大学、農研機構北海道農業研究センターと共同で、牛や豚のふん尿の資源活用と処理を一体で進める循環型システムの構築に乗りだした。農場で使う電力をバイオガス発電で賄うだけでなく、残った廃棄物を化学薬品を使わずに環境に優しい仕組みで処理できるのが特徴。 
           【日経産業新聞 2011.6.16朝刊  2面】“


”C-068.静岡県工業技術研究所は、飲料の製造時に発生する残さを資源化し、再利用する技術を開発した。静岡油化工業(株)と組み、コーヒー豆を粉砕した残さから固形燃料(ペレット)を製造する。木質ペレットに比べ水分のばらつきが少なく、1キログラムあたりの発熱量は10%程度多い。
            【日経産業新聞 2011.6.22朝刊  2面】





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