MICS NEWS Vol.12 Number 4
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …

”C−069.農業環境技術研究所は、高温に加えて大気中の高濃度の二酸化炭素が水稲の玄米品質の低下を助長することを、実証した。50年後に想定される二酸化炭素濃度が高い大気の状態を人工的に作り出す、開放型の実験水田でコシヒカリを栽培したところ、近隣の水田の収穫物と比べ、整粒歩合が17ポイント減った。
             【日本農業新聞 2011.6.23朝刊 14面】 
             【毎日新聞 2011.6.25朝刊 24面】           


”C−070.大阪保健医療大学と岐阜薬科大学は、マウスを使い、東南アジアで取れるフルーツの一種「マンゴスチン」の皮から取れる成分に、乳がんの増殖を抑える作用があることを明らかにした。乳がんの新しい治療薬の開発につながる可能性がある。
            【日刊工業新聞 2011.6.21朝刊 26面】“


”C−073.石川県農業総合研究センターと石川県立大学は、共同で七尾市の伝統野菜「中島菜」に電気を通す処理を加え、血圧上昇を抑える効果を約3倍に高める技術を確立した。電気を流すことで、中島菜の細胞膜に微小な穴が開き、血圧を抑える含有物質が細胞間を活発に移動して化学反応が促進し、抑制機能が高まる。           【北国新聞 2011.6.23朝刊 39面】“
”D−003.農研機構東北農業研究センターは、小麦の新品種を公表した。国内初の菓子用品種「ゆきはるか」と、グルテンの力が強くパンや中華麺に適した「銀河のちから」の2種類。既存の品種より病気に強く、収穫期の長雨による穂発芽もしにくい。
          【日本農業新聞 2011.6.30朝刊  1面】 
             【岩手日報 2011.6.30朝刊  8面】 
           【化学工業日報 2011.7. 1朝刊  9面】
            【食品産業新聞 2011.7. 4朝刊 10面】“


”D−007.農研機構九州沖縄農業研究センターは、サツマイモの新品種、でんぷん用の「こなみずき」と焼酎用の「サツママサリ」を育成した。「こなみずき」は和菓子などの品質を長持ちさせるでんぷんの成分を持ち、「サツママサリ」は芋の形状や貯蔵性に優れて甘くてフルーティーな香りの焼酎用原料になるのが特徴。
           【日本農業新聞 2011.7. 1朝刊 14面】
             【南日本新聞 2011.7. 1朝刊  8面】


”D−035.森永乳業(株)は、理化学研究所との共同研究で独自に保有する「ビフィズス菌 BB536」が大腸がんのリスク要因とされる「毒素産生型フラジリス菌」を減らす効果があることを突き止めた。
            【日経産業新聞 2011.7. 7朝刊 17面】“


”D−036.静岡県立大学と静岡県立大学短大部、農研機構果樹研究所は、ミカンを食べると老化予防につながる可能性を、マウスを使った研究で裏付けた。温州ミカンに多く含まれる抗酸化物質「βクリプトキサンチン」が要因。
            【日本農業新聞 2011.7. 7朝刊  1面】“


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