MICS NEWS Vol.12 Number 4  
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

”C−072.(株)大気社は、コンパクトで運搬可能な過酸化水素による除染システムを開発した。ホルムアルデヒドの代替として、高い除染効果と人体への安全性をもつ過酸化水素を採用。車で運搬できる大きさで、施設規模や除染頻度、除染レベルなどさまざまな条件に対応する。
            【化学工業日報 2011.6.23朝刊 11面】
          【日刊建設産業新聞 2011.6.23朝刊  2面】
          【日刊建設工業新聞 2011.6.23朝刊  4面】“


”D−001.東レ(株)は、バイオマス(生物資源)を原料に100%使ったポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを試作した。米ジボ社がさとうきびから合成したパラキシレンを採用した。現在は実験室レベルだが、製造コスト削減などに取り組み、実用化を目指す。
            【日経産業新聞 2011.6.28朝刊 14面】“


”D−004.農研機構作物研究所は、東京電力福島第1原子力発電所の事故で農地に降った放射性セシウムを畑作物で取り除く実証試験を福島県川俣町で始めた。ケナフ、キノアとアマランサスの種をまいた。いずれも放射性セシウムの吸収能力が高い上、生育速度が速く、大きく育つことから土壌浄化作物の候補に選んだ。 
        【日本経済新聞 2011.6.30朝刊 42面】 
           【日本農業新聞 2011.6.30朝刊 16面】
              【福島民友 2011.6.30朝刊  2面】
             【福島民報 2011.6.30朝刊 23面】“


”D−008.農林水産省は、宮城県亘理農業改良普及センターと協力して、東日本大震災で津波被害を受けた宮城県亘理町のイチゴハウスで除塩の実証試験を始めた。どれくらい真水をかければ土壌の除塩を効率よく進められるか調べる。試験結果は他の被災地の畑地の再生にも役立てる。
             【日本農業新聞 2011.6.28朝刊  3面】“


”D−014.北海道大学と東京大学は、土壌中でできる温暖化ガスの一酸化二窒素だけを分解して無害な窒素に変える微生物を見つけた。この微生物を取り出して培養することにも成功。この微生物を水田や畑にまけば、一酸化二窒素の発生を抑えられる可能性がある。
            【日経産業新聞 2011.6.30朝刊 11面】“


”D−026.岡山県農林水産総合センター森林研究所は、(株)ジャパン緑化、(株)クラレと共同で、夏の省エネルギー対策や、都市部で問題になっているヒートアイランド現象の抑制に役立つ緑化ボードを開発した。緑化ボードは、今まであまり活用されていなかった国産の杉やヒノキの樹皮を利用して作る環境に優しい資材。
                【日本農業新聞 2011.7. 7朝刊 13面】“


”D−043.岡山理科大学は、バイオディーゼル燃料(BDF)精製時に出る廃液を利用し、生分解性プラスチックの原料にもなる乳酸を生産する方法を突き止めた。土に還元され、環境負荷の少ないプラスチック製品の製造につながり、廃液処理コストの削減も図れる。
              【山陽新聞 2011.7.10朝刊 34面】“


”D−046.鳥取県農林総合研究所中小家畜試験場は、リサイクルガラス発泡体を利用した生物膜汚水処理システムを開発した。生物膜の微生物担体として、飲料用びんの廃ガラスを原料とする発泡体を用いたもの。微生物担体には通常セラミックスが用いられるが、リサイクル資材の利用によりコストを大幅に削減した。
          【化学工業日報 2011.7.14朝刊  4面】“





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