MICS NEWS Vol.12 Number 7  
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

”F−083.筑波大学や気象研究所などは、落ち葉を取り除けば、森林の地表では最高で9割の放射性セシウムの汚染度を減らせることを明らかにした。福島県は7割以上が森林で覆われている。東京電力福島第一原発事故による広大な汚染地域の除染の取り組みを進めるうえで手がかりになる。
             【朝日新聞 2011. 9.14朝刊  7面】“

”F−084.農林水産省は、東京電力福島第一原子力発電所事故で放射能汚染を受けた農地の除染に、表土の削り取りが効果的との考えを示した。実証試験では表土を3、4センチ削り取ることで、土壌中の放射性セシウム濃度が75〜97%低減した。同省は土壌から放射性セシウムを分離・除去する技術開発に引き続き取り組む方針。
           【日本農業新聞 2011. 9.15朝刊  1面】 
          【日刊工業新聞 2011. 9.15朝刊 32面】  
           【河北新報 2011. 9.15朝刊  3面】“

”F−088.大分県産業科学技術センターは、岩手県大船渡市で、東日本大震災により流出した重油の回収とバイオ分解処理実験を9月末から始める。実験はスギ皮製油吸着マットで油を回収、油分解菌が生息する土壌改良材のバーク堆肥に投入して分解処理する。油を分解した後のバーク堆肥はそのまま土壌改良材に使用できる。
      【日刊工業新聞 2011. 9.21朝刊 29面】 
          【日経産業新聞 2011. 9.21朝刊  2面】“

”F−091.農林水産省は、東京電力福島第一原子力発電所事故で放射性物質が飛散した福島県内の農地の除染技術開発の取り組みで、水を使った土壌撹拌や表層と下層の土の反転すき込みなどの成果をまとめた。土壌撹拌や反転すき込みを土の排出量を減らす技術として注目している。 
          【日本農業新聞 2011. 9.22朝刊 14面】“

”F−094.農研機構は、スガノ農機(株)と共同で土壌を入れ替える農業用機械「プラウ」を使って表層土をどの程度深く埋められるか試験を実施した。22センチ掘ると表層土は約13センチ、45センチ掘ると同34センチ埋められた。放射性物質は深くなればなるほど、表面に出てくる放射能は減る。除染効果と作物の生育条件などを考慮しながら検討していくことになる。
           【日経産業新聞 2011. 9.22朝刊 11面】
           【日本農業新聞 2011. 9.23朝刊 14面】
           【化学工業日報 2011. 9.26朝刊  4面】“

”G−012.東北農政局は、宮城県で6月下旬から実施してきた除塩試験の結果を公表した。水田では2日間たん水して暗きょから排水する作業を2回繰り返すだけで、土壌中の塩分濃度を水稲が栽培できる程度に下げられた。弾丸暗きょを入れると効果は高まった。
           【日本農業新聞 2011. 9.30朝刊 14面】“

”G−013.トヨタ自動車(株)は、バイオ燃料をつくり出す酵母菌を独自に開発した。開発しているバイオ燃料は、ネピアグラスという熱帯の非食用植物を原料とする「セルロースエタノール」。このほど遺伝子組み換え技術を使った酵母菌を開発、原料の糖のうち87%をエタノールとして利用できるなど効率を高めた。
         【日本経済新聞 2011.10. 4朝刊 12面】 
          【化学工業日報 2011.10. 4朝刊  1面】
           【日刊工業新聞 2011.10. 4朝刊 14面】 
            【産経新聞 2011.10. 4朝刊 11面】 
            【中日新聞 2011.10. 4朝刊  9面】“

”G−014.農林水産省は、東京電力福島第一原子力発電所事故による農地などの放射性物質を除染、低減する技術開発に向けて、菜の花を使った除染の実証試験に乗り出す。ヒマワリ栽培による除染効果は小さかったが、菜の花の効果はどうか、検証するのが目的。
           【日本農業新聞 2011.10. 4朝刊  2面】“

”G−040.国立環境研究所は、京都大学、マレーシア森林研究所と共同で熱帯雨林を伐採しアブラヤシのプランテーションを作った場合、30年後の炭素貯留量が65%低下するというシミュレーション(模擬実験)結果をまとめた。アブラヤシに含まれる「パーム油」はバイオ燃料として注目されている。 
          【日経産業新聞 2011.10.14朝刊 10面】“

”G−053.静岡県工業技術研究所と静岡油化工業(株)は、コーヒーかすを固形燃料化し熱エネルギーとして回収するシステムを開発した。同システムでは、飲料加工メーカーから回収したコーヒーかすを乾燥、ペレット化し、固形燃料に加工したものをバイオマスボイラーの熱源として使用。食品残さやコーヒーかすの乾燥などに再利用する。
           【建設通信新聞 2011.10.18朝刊  7面】“





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