MICS NEWS Vol.12 Number 8
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …


”H−003.岩手県酒造組合と岩手県工業技術センターは、県独自の麹菌(こうじきん)を初めて開発した。開発した麹菌は「黎明(れいめい)平泉」と命名された。県酒造好適米「吟ぎんが」や県独自の酵母「ゆうこの想い」と相性が良く、うま味と甘みのバランスがいい清酒ができる。
             【河北新報 2011.10.25朝刊 22面】
             【岩手日報 2011.10.25朝刊  6面】“

”H−011.埼玉県産業技術総合センター(SAITEC)と理化学研究所は、埼玉県酒造組合との共同研究で吟醸酒用の新しい酵母の開発に成功した。理研独自の技術である重イオン変異誘発技術を応用した。新しい酵母を使った醸造試験では、吟醸酒特有の華やかな香りの成分が豊かに楽しめる酸度の小さい軽快な清酒に仕上げることができた。
            【化学工業日報 2011.10.27朝刊  9面】“

”H−028.農研機構九州沖縄農業研究センターは、飼料用のサトウキビの新品種「しまのうえ」を開発した。病害や風水害に強く安定した収量を期待できる。「しまのうえ」は、製糖用の主力品種と、収量に優れた品種を掛け合わせた。これとは別に、本土向けに開発した製糖用サトウキビの早生品種「黒海道(くろかいどう)」も発表した。短期間で十分な糖度に育つ新品種。
            【西日本新聞 2011.11. 1朝刊 13面】
            【南日本新聞 2011.11. 1朝刊  9面】
           【化学工業日報 2011.11. 4朝刊  8面】

”H−057.宮崎県総合農業試験場は、釜炒(い)り茶と煎茶に向く新品種「なごみゆたか」を育成した。全国で最も普及する「やぶきた」より品質が優れ、収量も多い。甘い香りと、すっきりしたのど越しが特徴。寒さにも強く、全国での普及を目指す。
           【日本農業新聞 2011.11.16朝刊 14面】“


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