MICS NEWS Vol.12 Number 9
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …

”H−072.森食品工業(株)と長野県工業技術総合センターは、人体に悪影響を与えるアミグダリンを多く含むため廃棄している国産アンズの種子を、食用化する技術を開発した。種子の胚乳部分の「杏仁(あんにん)}は、中国料理のデザート、杏仁豆腐などの原料になるため、同社は県産アンズを使った新たな商品づくりにつなげる。
    【信濃毎日新聞 2011.11.22朝刊  6面】“

”I−010.農研機構近畿中国四国農業研究センターは、多収で芋がひび割れしにくいヤーコンの新品種「アンデスの乙女」を育成した。芋の表皮はこれまでの品種にない鮮やかな赤紫色。芋は水分が多く、しゃきしゃきとした食感。ヤーコンは機能性の高いフラクトオリゴ糖を多く含み、整腸作用や血糖値の上昇抑制などの健康効果が期待できる。         
    【日本農業新聞 2011.11.29朝刊 16面】           
    【四国新聞 2011.11.29朝刊 23面】       

”I−061.JAいずもは、飼料用米を与えて育てた和牛の肉を新たなブランド品として発売する。出雲弁でおいしいという意味の「まい」と、「米」を引っかけて「まい米(まい)牛」と命名。飼料用米を20%以上交ぜた餌を、10カ月以上与えた和牛の肉を「まい米牛」とし、出荷することにした。         
    【山陰中央新報 2011.12.13朝刊 22面】“

”I−070.農研機構果樹研究所が育成した梅の新品種「露茜(つゆあかね)」が茨城県や宮崎県、熊本県を中心に、普及し始めた。ニホンスモモと梅の種間雑種で、スモモに似て果皮と果肉が鮮紅色になり、梅酒やジュース、ジャムなど加工用に向く。味は梅とスモモの中間で、酸味が少ないため砂糖を控えた低カロリーの梅酒ができる。
       【日本農業新聞 2011.12.16朝刊 12面】“

”I−078.大阪大学と理化学研究所、横浜市立大学、キリンホールディングス(株)、サントリービジネスエキスパート(株)は、ブドウ果実の表面につく白い粉ブルームの主要成分のオレアノール酸の生合成にかかわる酵素遺伝子の発見に成功した。オレアノール酸はアンチエイジング、虫歯菌の増殖抑制などの機能が知られている。 
    【化学工業日報 2011.12.19朝刊  9面】“

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