MICS NEWS Vol.12 Number 9  
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             


”H−072.森食品工業(株)と長野県工業技術総合センターは、人体に悪影響を与えるアミグダリンを多く含むため廃棄している国産アンズの種子を、食用化する技術を開発した。種子の胚乳部分の「杏仁(あんにん)}は、中国料理のデザート、杏仁豆腐などの原料になるため、同社は県産アンズを使った新たな商品づくりにつなげる。
    【信濃毎日新聞 2011.11.22朝刊  6面】“

”H−077.愛媛大学院は、用水路や池などに生えている水草「マツバイ」が、土壌中の放射性セシウムを効率よく吸収することを明らかにした。マツバイは簡単に入手でき、薬品などを使わないため安全。マツバイはカヤツリグサ科の多年草で、カドミウムや亜鉛など重金属類をよく吸収する性質がある。           
    【朝日新聞 2011.11.23朝刊  7面】“

”H−079.JA新ふくしまは、福島市内の果樹園で樹木を除染する実証実験を実施、最大で80%以上、放射線量を下げることができた。福島県農業総合センター果樹研究所の指導のもと、リンゴなどの木を高圧洗浄機で勢いよく洗い流し、幹の樹皮を丁寧に削るなどして放射性物質を落とした。           
    【東京新聞 2011.11.24朝刊  2面】         
    【日本経済新聞 2011.11.24朝刊 34面】           
    【福島民報 2011.11.24朝刊 23面】         
    【日本農業新聞 2011.11.25朝刊 16面】“

”I−029.(株)隠岐商事は、放射性物質の除去に使う鉱物のゼオライトを利用し、放射性セシウムに汚染された土壌の量を約10分の1に減らす処理方法を開発した。土壌の量が大幅に減ることで、保管や運搬にかかるコストの削減が期待できる。      
    【茨城新聞 2011.12. 3朝刊  8面】“

”I−031.東京ガス(株)は、千葉大学との共同研究で、燃料電池車向けの「羽田水素ステーション」で回収した二酸化炭素を、千葉大学が運営する「農林水産省植物工場千葉大学拠点」に供給する。毎月約320キログラムの二酸化炭素を、植物工場で栽培しているトマトに与える。二酸化炭素濃度を人為的に高めることで、トマトの年間収穫量が増加する見込み。       
    【日刊建設工業新聞 2011.12. 5朝刊  3面】“

”I−046.農研機構農村工学研究所と宮城県は、東日本大震災に伴い津波の被害を受けた地域で農業に利用する地下水の塩分濃度が高い問題で、食品業界で飲料水用に普及している小型の水質浄化装置が農業用にも使えることを確認した。今後、フィルターが目詰まりしにくい工夫や配管の方法など、農業での最適な利用法を探る。   
    【日本農業新聞 2011.12. 9朝刊  1面】“

”I−065.水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所は、低コストで海産魚類を飼育できる「閉鎖循環飼育システム」を開発した。生物ろ過装置と気泡による不純物除去を併用、省エネ、疫病防止などの利点が多く、排水処理装置としても応用できる。水は常時、循環させているので水温が下がりにくく、ボイラで水温維持しなくても済む。
    【日刊工業新聞 2011.12.15朝刊 35面】“




もどる


(c)Copyright 2000 by Food Microscience Network
All rights reserved