MICS NEWS Vol.12 Number 11
          5.生体機能 … 機能の発見、製品開発 etc.
             

”J−082.国際環境保護団体コンサベーション・インターナショナルは、南米スリナムの南西部の熱帯林地帯で行った調査で、とげのあるよろいのようなうろこで身を固めたナマズの一種や、アマガエルの仲間など46種の新種とみられる生物を発見した。   【日本経済新聞 2012. 1.26夕刊 16面】“

”K−009.自然科学研究機構生理学研究所は、鈴鹿医療科学大学と共同で、動物細胞が細胞容積を調節し浸透圧をコントロールする仕組みに、タンパク質ABCF2とα−アクチン−4(ACTIN4)が関与することを突き止めた。細胞の基礎的な仕組みを理解するうえで重要な成果となる。       
    【化学工業日報 2012. 1.31朝刊  8面】“

”K−011.森林総合研究所と京都大学は、昆虫は飛べなくなることで種の多様化が進むことを明らかにした。羽の「退化」が種の「進化」を引き起こしている。種の分化を示す「系統樹」で分化のスピードを調べると、「飛べない」種は「飛べる」種より約2倍速かった。        
    【日本経済新聞 2012. 2. 1朝刊 38面】         
    【京都新聞 2012. 2. 1朝刊 25面】“

”K−017.東京大学と農業生物資源研究所などは、植物の実の正常な分化を促す遺伝子「TOB1」を発見した。イネの突然変異体を解析し突き止めた。実ができる際の詳細な仕組み解明の手がかりとなる可能性がある。       
    【日経産業新聞 2012. 2. 3朝刊 10面】“

”K−018.森林総合研究所は、絶滅したとみられた海鳥ミズナギドリの一種が、小笠原諸島で生息していたことを発表した。絶滅とされた鳥類の再発見はアホウドリ以来60年ぶり。和名は「オガサワラヒメミズナギドリ」になる見通し。全長25〜30センチで、翼を広げた幅は55〜60センチ。ミズナギドリ類としては体が小さく、足が青色、尾羽が長い。         
    【毎日新聞 2012. 2. 8朝刊  1面】         
    【朝日新聞 2012. 2. 8朝刊 38面】         
    【読売新聞 2012. 2. 8朝刊 33面】         
    【産経新聞 2012. 2. 8朝刊  1面】       
    【日本経済新聞 2012. 2. 8朝刊 38面】         
    【東京新聞 2012. 2. 8朝刊 26面】         
    【茨城新聞 2012. 2. 8朝刊 23面】        

”K−027.静岡県農林技術研究所は、水田畦畔(けいはん)の雑草を抑えるためのグラウンドカバープランツがコオロギ類の生息場所にもなっていることを確かめた。居着いたコオロギは、雑草の種子や芽生えを食べる。同研究所は今後、コオロギ類が好む雑草の種類、働きを高める方法などを探る。       
    【日本農業新聞 2012. 2. 8朝刊 14面】“

”K−029.東京大学は、農作物に被害を与える植物ウイルスの感染を防ぐタンパク質を発見した。トマトやジャガイモなどに感染する数種類のウイルスに対して抵抗性を持つ遺伝子を、モデル植物であるシロイヌナズナから発見した。今回発見したウイルス抵抗性タンパク質は、植物に含まれる「レクチン」の一種。耐病性植物の開発などが期待できる。       
    【日刊工業新聞 2012. 2. 6朝刊 21面】“

”K−033.沖縄科学技術大学院大学は、東京大学、(株)ミキモトなどと共同で、真珠の養殖に利用されているアコヤガイのゲノム(全遺伝情報)を世界で初めて解読した。2万3千個以上の遺伝子が存在することを突き止めた。貝が体内で美しい真珠を作り出す仕組みを解明するのに役立つ成果。       
    【日本経済新聞 2012. 2. 9朝刊 38面】       
    【沖縄タイムス 2012. 2. 9朝刊 31面】       
    【日経産業新聞 2012. 2.10朝刊 10面】       
    【日刊工業新聞 2012. 2.10朝刊 20面】       
    【化学工業日報 2012. 2.10朝刊  9面】“




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