MICS NEWS Vol.12 Number 12
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

”K−061.農研機構中央農業総合研究センターは、太平洋セメント(株)などと共同で、放射性物質に汚染された農地土壌からセシウムを99.9%除去できる新技術を開発した。コンクリートの骨材など復旧・復興用の土木資材に再利用可能なレベルまで、放射性セシウムの含有量を低減できる。
           【日本経済新聞 2012. 2.23朝刊 42面】 
            【茨城新聞 2012. 2.23朝刊 21面】 
          【日本農業新聞 2012. 2.23朝刊  1面】 
          【化学工業日報 2012. 2.23朝刊  1面】 
          【日刊工業新聞 2012. 2.23朝刊 19面】 
            【常陽新聞 2012. 2.23朝刊  7面】   
          【毎日新聞 2012. 2.24夕刊 14面】 
          【日経産業新聞 2012. 2.27朝刊 11面】
             【読売新聞 2012. 2.28朝刊 31面】 


”L−006.水産総合研究センターは、日本海側に大量に現れて漁業関係者を悩ませている大型クラゲ(エチゼンクラゲ)について、中国の近海で生まれて間もないクラゲの「幼体」を発見した。中国沿岸域などで発生していると推測され、今後の出現予測などに期待がかかる。
           【日本経済新聞 2012. 2.25夕刊  8面】 
        【日刊水産経済新聞 2012. 2.27朝刊  1面】  
           【毎日新聞 2012. 2.27夕刊  8面】“


”L−008.東京大学は、石川県立大学と共同で、水稲に吸収させてカドミウム汚染土壌を浄化する「ファイトレメディエーション技術」の研究で鍵となる遺伝子の働きを抑えると、水稲の茎や葉へのカドミウム集積が促されることを明らかにした。この遺伝子は、植物が鉄やマンガンなどの必須元素を吸収する時に働く「OsNRAMP5」。
           【日本農業新聞 2012. 2.26朝刊  1面】 
          【化学工業日報 2012. 2.27朝刊  9面】
           【日刊工業新聞 2012. 2.28朝刊 31面】“


”L−013.農研機構野菜茶業研究所は、茶殻やコーヒー粕を原料に、高い効果を発揮できる殺菌用資材を開発した。再利用資源を利用するため、同資材は低コストに製造でき、しかも安全性が高い。大腸菌や野菜の病原菌を対象とする殺菌の実証実験では、数分内で完全殺菌が確認され、殺菌終了後、無害になる。
           【化学工業日報 2012. 3. 1朝刊  9面】
           【日本農業新聞 2012. 3. 2朝刊 14面】 


”L−014.農研機構野菜茶業研究所は、生ごみや畜産廃棄物などの有機物を、微生物を使って無機肥料に変換する技術を開発した。硝酸などを合成する微生物を染みこませた軽石やウレタン樹脂などに有機物を透過させることで、窒素やリン酸、カリウムなどの無機成分を含んだ水溶液を回収する。
             【茨城新聞 2012. 3. 1朝刊 21面】
           【化学工業日報 2012. 3. 2朝刊  4面】
           【日本農業新聞 2012. 3. 5朝刊  1面】


”L−028.農研機構畜産草地研究所は、堆肥を連年施用している圃場(ほじょう)で飼料用トウモロコシを栽培すると、土壌中の放射性セシウムの吸収が抑えられることを明らかにした。堆肥に含まれる豊富なカリ成分が作用するとみる。堆肥を施用していない土壌でも、カリ肥料の施用で放射性セシウムの濃度が低くなることも確かめた。
           【日本農業新聞 2012. 3. 8朝刊 16面】
           【化学工業日報 2012. 3. 9朝刊  4面】

”L−058.農研機構生研センターは、3月15日に福島県飯舘村で東京電力福島第一原発の事故で放射性物質に汚染された農道や畦畔(けいはん)の除染のために開発した作業機の現地試験を行った。農機メーカーと共同で開発した4機種で作業を実演した。開発したのは、農道、のり面、畦畔、用排水路を除染する作業機。用排水路用以外はトラクターに装着して使う。
           【日本農業新聞 2012. 3.16朝刊  1面】“


”L−060.農研機構食品総合研究所は、放射性セシウムが1キロ当たり469ベクレル検出された玄米から精製したバイオエタノールには、放射性セシウムがほとんど移行しないことを確認した。2回の蒸留試験では、どちらも検出限界の1キロ当たり2.6ベクレル以下で、ほとんどが製造後に出る蒸留残さに残っていた。
        【日本農業新聞 2012. 3.17朝刊  2面】 
          【化学工業日報 2012. 3.21朝刊  3面】 


”L−065.筑波大学は、水産総合研究センター、理化学研究所、慶應義塾大学と共同で、海水や淡水中に放出された放射性物質を除去するため、太陽光を用いた藻類成長プラントの開発を進めている。実験では除去能力の高い藻類を14日間培養し、水中のセシウムを7割程度除去することに成功した。セシウムを取り込んだ藻はフィルターで捕集し、焼却処理を施す。 
            【電気新聞 2012. 3.19朝刊  5面】“






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