MICS NEWS Vol.13 Number 5
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             


”D−059.農研機構東北農業研究センターは、海水が浸水した農地の塩分濃度を市販の土壌電気電導度(EC)センサーを利用して、土壌電気電導度を現場で迅速に調べる手法を開発した。市販のECセンサーを用いた測定法は、現場で採取した土をビニル袋に入れ、手で握りしめた圧密状態でセンサーを挿入して測定する。
        【化学工業日報 2012. 7.24朝刊  4面】 


”D−060.農研機構東北農業研究センターは、海水が浸水した農地の塩分濃度を電磁探査法で土壌を採取することなく把握する手法を開発した。市販の電磁探査装置を1メートルの高さに持って、ほ場内を歩行しながら行う。電磁探査法は土木や地下水汚染、考古学などの分野で用いられる探査法。 
          【化学工業日報 2012. 7.24朝刊  4面】 


”E−001.茨城大学は、これまでに見つかっているものの60倍の効率で燃料を作る藻を開発した。新しい藻はシアノバクテリア(藍藻類)の一種で、バイオ燃料を作るのに研究されているボツリオコッカスと呼ぶ従来型の藻に比べ、増殖が60倍以上速い。その藻にバイオ燃料を作る能力を高める遺伝子を組み込んだ。
         【日経産業新聞 2012. 7.25朝刊  6面】“


”E−002.JA全農は、三菱商事(株)とともにJAの施設や農業関連施設の屋根を活用した太陽光発電事業を始める。生産者やJAに利益を還元しながら、再生可能エネルギーの普及を進める。対象とする設備は大型の畜舎やJAの選果場、倉庫、物流関連施設など。
           【日本農業新聞 2012. 7.26朝刊  1面】“


”E−006.アサヤ食品(株)は、山梨県産桃のブドウ酢漬けを商品化した。これまで捨てていた摘果した桃の実を活用し、オリジナルのブドウ酢などに漬け込んだ。直径3センチほどの桃を、自社オリジナルのブドウ酢や桃果汁、はちみつなどでつけ込んでいる。種はないため丸ごと食べることができ、こりこりした食感がある。 
     【山梨日日新聞 2012. 7.28朝刊  7面】“


”E−017.帯広畜産大学、北海道工業大学、積水化学北海道(株)などでつくる研究共同体は、外気に比べ夏は冷たく、冬は暖かい地中の熱を冷暖房に利用する取り組みを進めている。地中に敷設したパイプに地上の外気を通し、冷やしたり暖めたりして畜舎やビニールハウスに送ることで、冷暖房費を節約できる。 
            【北海道新聞 2012. 7.31朝刊  2面】“


”E−020.農研機構中央農業総合研究センターは、千葉県農林総合研究センターと共同で、イノシシによる農業被害が発生する危険度を示す地図(リスクマップ)を作る手法を開発した。農業共済の水稲被害データ、水田の立地環境などからリスクを予測。被害が広がる千葉県を例に、地図上に危険度を色分けした。
         【日本農業新聞 2012. 8. 2朝刊 14面】“


”E−023.農業環境技術研究所は、地球温暖化が進むと、60年後には大豆やトウモロコシの産地で収穫量が最大80〜65%減る可能性があるという試算をまとめた。国立環境研究所などの国際チームが作った4種類の温暖化予測シナリオを基に、大豆やトウモロコシの生産国である米国、中国、ブラジルの現在の産地での収穫量をコンピューターでシミュレーションした。
           【日本経済新聞 2012. 8. 4夕刊  1面】“





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