MICS NEWS Vol.13 Number 7
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …


”G−016.農研機構作物研究所は、甘みが強く菓子への加工にも適したサツマイモの新品種「あいこまち」を開発した。病気に強く、イモの外観も良いため、現在主流のベニアズマに並ぶ主力品種となる可能性がある。あいこまちはベニアズマに比べ、しっとりした食感が特長。加熱調理後の甘みの強さや変色の少なさから、いもようかんや大学いもの生産メーカーにも好評を得ている。
             【茨城新聞 2012.10. 6朝刊 20面】
           【日刊工業新聞 2012.10. 8朝刊 10面】
           【日本農業新聞 2012.10. 9朝刊 14面】 
            【常陽新聞 2012.10. 9朝刊  7面】 


”G−019.(株)バイオジェットは、(有)神村酒造と共同で、熟成した泡盛古酒が醸し出す「古酒香」の主要成分「バニリン」と「マツタケオール」の濃度を同時に高める醸造技術を開発した。2つの成分の濃度を高める酵母を「芳醇(ほうじゅん)酵母」と名付けた。新酒でも3年間熟成させた古酒に近い風味の泡盛を造ることに成功した。
           【沖縄タイムス 2012.10. 4朝刊  7面】“


”G−033.農研機構九州沖縄農業研究センターは、直播(ちょくは)栽培でも倒れにくく、多収で食味も良い水稲新品種「たちはるか」を育成したと発表した。また、いもち病と縞葉枯病に強く農薬の施用を削減できる。西日本に適した晩生種。低コストで生産できることを生かし、業務用や加工用での利用を期待する。 
        【日本農業新聞 2012.10.11朝刊  1面】 
          【日経産業新聞 2012.10.11朝刊 11面】
           【日刊工業新聞 2012.10.11朝刊 15面】 
            【京都新聞 2012.10.11朝刊 13面】
             【静岡新聞 2012.10.11朝刊  6面】 
          【熊本日日新聞 2012.10.11朝刊  1面】 
           【南日本新聞 2012.10.11朝刊  8面】 
            【中国新聞 2012.10.11夕刊  4面】  


”G−034.農研機構九州沖縄農業研究センターは、黒大豆の新品種「くろさやか」を育成した。大豆特有の青臭みがなく、さまざまな加工用途に向く。成熟期は11月上旬のやや晩生。煮豆に多く使われる黒大豆の「丹波黒」「クロダマル」など極大粒品種よりひと回り小さく、豆菓子などに適する。
           【日本農業新聞 2012.10.11朝刊 20面】
             【京都新聞 2012.10.11朝刊 13面】
             【静岡新聞 2012.10.11朝刊  6面】 
           【南日本新聞 2012.10.11朝刊  8面】 
            【中国新聞 2012.10.11夕刊  4面】 


”G−042.島根県産業技術センターは、大田市大森町の石見銀山遺跡内で咲く梅の花から採取した「梅花酵母」のサンプルの無料提供を始めた。梅花酵母は、同センターと(株)石見銀山生活文化研究所が発見した。パンやアルコール飲料など幅広い用途が特徴。試作では他の酵母を使ったパンより少ない量の砂糖で甘く仕上がり、うまみが増した。 
          【山陰中央新報 2012.10.12朝刊 24面】“





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