MICS NEWS Vol.13 Number 7
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             


”G−007.高知工業高等専門学校の産学官連携グループは、独自開発のマイクロバブル(微細気泡)発生器の1次産業利用で効果を確認した。農業用途ではマイクロバブル発生の水をショウガの洗浄に使い、4割の節水効果を得た。開発したマイクロバブル発生器は、発生する気泡の8割が直径約1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下という微細化が特徴。 
          【日刊工業新聞 2012. 9.28朝刊 27面】“


”G−008.(株)キコーコーポレーションは、クロモチトウモロコシに、一定の放射性セシウム吸収能があることを確認した。汚染地域の農地での実証試験で、土壌中の放射性セシウムの約1割を吸収した。根以外の茎、実からは放射性セシウムは検出されなかった。収穫したクロモチトウモロコシは根を焼却し、残った放射性セシウムをコンクリートに封じ込める処分を検討している。
           【日刊工業新聞 2012. 9.28朝刊 26面】“


”G−070.マイクロ波化学(株)は、大阪大学と連携して、電子レンジで食品を加熱する時に使う電磁波「マイクロ波」を使い、廃油から化成品などを製造する技術を開発した。マイクロ波を照射して藻類の細胞を壊し、内部に含まれる油分を回収する技術も新たに開発した。従来の方法に比べて、抽出に必要なエネルギーが1割以下で済む。
         【読売新聞(大阪) 2012.10.28朝刊  7面】“


”G−072.愛媛大学は、福島県内で、土壌中の重金属を吸収・蓄積する単子葉植物マツバイを使い、放射性セシウムを吸収する実験を行い、約2カ月で表層約5センチの最大1割弱を除染できる可能性があることを明らかにした。農家が自らできる除染方法となるかもしれないと期待する。 
            【愛媛新聞 2012.10.29朝刊  6面】






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