MICS NEWS Vol.13 Number 10

          5.生体機能 … 機能の発見、製品開発 etc.
             

”J−044.長野県林業総合センターは、炭焼きの副産物として得られる木酢液が、シイタケなど原木栽培のキノコを食害するナメクジの防除に効果があるとの研究結果をまとめた。木酢液に含まれる酢酸などの成分をナメクジが嫌って避けるためとみられ、食害に悩む長野県内の生産者に新たな防除方法として勧めていく。  
       【信濃毎日新聞 2013. 1.22朝刊  6面】“


”J−047.国立環境研究所と北里大学などは、共同で、雄と雌の脳を入れ替えたニワトリを作ることに成功し、遺伝的に雄の脳を持った雌は性成熟や産卵の開始が遅れることを突き止めた。それぞれの性に特徴的な性質は、精巣や卵巣から分泌される性ホルモンによると考えられてきたが、脳も関係していることがわかった。
       【日本経済新聞 2013. 1.24夕刊 14面】“


”K−009.農研機構野菜茶業研究所は、ハクサイの重要病害の根こぶ病の抵抗性遺伝子の一つを特定した。遺伝子情報を活用すれば、苗段階で抵抗性を持つ個体が選別できるため、根こぶ病抵抗性品種を効率良く育成できると期待される。特定した抵抗性遺伝子は「Crrla」。ハクサイと同種の水菜、チンゲンサイでも活用できる。
   【日本農業新聞 2013. 2. 1朝刊 14面】
           【化学工業日報 2013. 2. 1朝刊  4面】
             【伊勢新聞 2013. 2. 1朝刊  1面】 


”K−013.産業技術総合研究所は、赤トンボのオスの体色が黄色から真っ赤に変化するのは、色素の還元反応によって引き起こされていることを突き止めた。このメカニズムを解明し、酸化を防止する食品添加剤やがんの予防薬、アンチエイジング(抗加齢)の化粧品開発などに役立てたいとしている。 
    【フジサンケイビジネスアイ 2013. 2. 4朝刊  4面】“






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