MICS NEWS Vol.13 Number 12
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

”L−014.農研機構は、土壌中の放射性セシウムの吸着資材の効果実証試験の結果をまとめた。9資材を対象に、吸着効果の認められる農園芸資材ゼオライト、バーミキュライトを対照資材とし、性能を比較したところ、顔料に使われる「プルシアンブルーフォロアブル30%」にこれらを上回る効果があった。 
            【化学工業日報 2013. 3. 5朝刊  3面】

”L−023.(株)カサイと長岡技術科学大学は、共同で、農業用水の除染技術を開発した。放射性セシウムの吸着効果がある鉱物ゼオライトを合成樹脂に練り込んだ繊維状の吸着剤で、水に溶けたセシウムを回収する。開発した吸着剤は農業用水に含まれる1リットルあたり10ベクレル以下の濃度のセシウムでも吸着・除去できる。 
  【日経産業新聞 2013. 3. 7朝刊 11面】“

”L−039.和歌山県農業試験場は、梅干しの生産過程で捨てられる漬け汁に、肥料として使う鶏ふんの臭いを抑える効果があることを明らかにした。実験で、鶏ふんに重さの5%分の漬け汁を混ぜ中性に近づけると、放たれるアンモニアの濃度は混ぜない場合の30PPMから、悪臭防止法で定める規制基準の上限となる5PPMまで減った。
【日本経済新聞 2013. 3.17朝刊 34面】“

”L−041.森林総合研究所は、スギの木にスプレーすると、花粉をつくる「雄花」だけを狙い撃ちして枯らし、翌年の花粉発生を抑える技術を開発した。今回の技術は、今あるスギの花粉発生を抑えることができるという即効性が特徴。スプレーの主成分はカビの胞子。このカビはスギの雄花だけに寄生し、枯死させる。
           【朝日新聞 2013. 3.18朝刊 38面】“

”L−043.森林総合研究所は、遺伝子組み換え技術を使って花粉ができないスギを開発した。花粉の発達に欠かせない細胞層を破壊する遺伝子をスギの培養細胞に導入してつくった。今後10年以上かけて効果と安全性を検証し、実用化を目指す。 
      【日本経済新聞 2013. 3.22朝刊 46面】
             【朝日新聞 2013. 3.22朝刊 37面】
             【産経新聞 2013. 3.22朝刊 30面】  
         【日経産業新聞 2013. 3.22朝刊 10面】 
            【茨城新聞 2013. 3.22朝刊 25面】 
            【毎日新聞 2013. 3.22夕刊 14面】 
            【読売新聞 2013. 3.22夕刊 16面】  

”L−046.福島県林業研究センターと首都大学東京は、共同で、放射性物質が付着した樹皮や剪定枝などの焼却時に発生する排煙を安全に処理する装置を開発した。既存の小型焼却炉に取り付けて煙を装置に引き込み、装置内で水の中に煙を溶かして放射性物質の空中への飛散を防ぐ。 
          【日本農業新聞 2013. 3.19朝刊  1面】“






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