MICS NEWS Vol.14 Number 3
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

“”C−003.川崎重工業(株)は、稲わらを使って1リットル当たり40円でバイオエタノールを製造する技術を確立した。これまで、稲わらからエタノールを製造するには、硫酸や酵素で成分を分解する必要があったが、高温の水だけで分解する独自の技術を確立し、コストを下げることに成功した。
              【毎日新聞 2013. 5.31朝刊  9面】 
          【日経産業新聞 2013. 5.31朝刊  2面】 
          【化学工業日報 2013. 5.31朝刊  1面】“


”C−006.(株)神鋼環境ソリューションは筑波大学と共同で、バイオマス生産性や油脂含有率に優れる微細藻類を発見した。植物的性質と、動物的性質を兼備する「ユーグレナ」の新規株で、バイオ燃料として有望とみられていた国立環境研究所保存株に比べ、バイオマス生産性と油脂含有率がともに2倍以上であることを確認した。
   【化学工業日報 2013. 5.31朝刊 10面】“


”C−007.長岡技術科学大学メタン高度利用技術研究センターは新潟県内12社・団体でつくる「籾殻ガス化・有効利用研究会」の協力を得て、籾殻(もみがら)からメタンを含むガスを取り出し、熱量を高めて燃焼させる実験に成功した。メタンの濃度が10倍以上に高まり、発熱量も天然ガスのおよそ30%まで引き上げることができた。
 【新潟日報 2013. 5.31朝刊  1面】“


”C−018.大成建設(株)は日本植生(株)と共同で、ビオトープ(生物生息空間)などの人工池で問題となっている富栄養化を防ぐ水質保全システムを開発した。化学薬品は使わず、自然由来の吸着材と砂ろ過を組み合わせた吸着装置に水を循環させる。吸着材にはコーヒーを抽出した際の残渣(ざんさ)を加工した機能炭を採用。硝酸イオンを高効率に吸着する。 
          【日刊工業新聞 2013. 6. 7朝刊 12面】“


”C−026.静岡県農林技術研究所は、軒高が低い園芸ハウス内の暑熱対策として、細霧冷房と換気扇を組み合わせた「フォグ・アンド・ファン」による冷房効果が高いことを確かめた。細霧を風の流れに乗せ、効率良く気化させて温度を下げる。真夏の試験では、遮光資材などによる暑熱対策に比べ2〜4度低く抑えた。 
        【日本農業新聞 2013. 6.12朝刊 14面】“





もどる


(c)Copyright 2000 by Food Microscience Network
All rights reserved