MICS NEWS Vol.14 Number 8
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …

”H−043.和歌山信愛女子短期大学と和歌山県立医科大学は共同で、梅酢から抽出した「梅酢ポリフェノール」の機能性を追求し、インフルエンザウイルスなどのウイルス増殖抑制と、不活性化作用に関わる新知見を見出した。試験管レベルの研究だが、同ポリフェノールがトイレタリー製品や健康食品素材などに有望であることが示唆された。
           【化学工業日報 2013.11.12朝刊  6面】“


”H−058.宮崎県総合農業試験場茶業支場は、早生でありながら耐寒性が強い緑茶用品種「宮崎31号」を育成した。煎茶や玉露、かぶせ茶での製茶品質に優れる。一番茶の萌芽(ほうが)期、摘採期が「やぶきた」より3、4日早い。比較した品種の中で最も多収系の「かなやみどり」よりも生葉収量が一、二番茶ともに多い。
      【日本農業新聞 2013.11.20朝刊 18面】“


”H−065.熊本県農業研究センター果樹研究所は、お歳暮向けなどで温州ミカンの需要が伸びる12月の出荷に適した新品種「熊本EC11(イーシーじゅういち)」を育成した。12月出荷のミカンとしては糖度が高く、一房一房が軟らかいのが特徴。外皮だけが成長して果肉との間に隙間ができる「浮き皮」も少ない。  
       【熊本日日新聞 2013.11.21朝刊  6面】“


”I−012.筑波大学は、「バナナを食べるとスギ花粉症の症状が改善する」という知見を確認した。ヒト介入試験を実施し、くしゃみの悪化抑制や、若い年齢の男性でアレルギー反応の主役である血中IgE抗体の産生量が低下することがわかった。  
    【化学工業日報 2013.12. 2朝刊  6面】“


”I−019.長崎県農林技術開発センターと農研機構九州沖縄農業研究センターは共同で、長崎名物のちゃんぽん麺に適したコムギ新品種「長崎W2号」を開発した。新品種は、たんぱく質含有率が高く硬質コムギ品種で、しかも栽培面でも倒伏しにくいなどの特性を持つ。収穫期に雨に晒されても発芽しにくいなど気象による害も受けにくい。
【化学工業日報 2013.12. 6朝刊 10面】“







もどる

(c)Copyright 2000 by Food Microscience Network
All rights reserved