MICS NEWS Vol.14 Number 9
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …


”I−034.農研機構近畿中国四国農業研究センターは、カニやエビなどの外殻からとれるキトサンを酵素で分解したキトサンオリゴ糖が、トマトの疫病に高い防除効果があることを確かめた。水に溶けにくいキトサンだが、酵素で水に溶けやすく防除に使いやすいようにした。キトサンは抗菌作用の他、植物が持つ抵抗性を高める作用がある。
           【日本農業新聞 2013.12.13朝刊 16面】“


”J−023.県森林研究所は、新年度からキノコの活用拡大に資する遺伝子解析技術の確立をめざす。生薬である冬虫夏草を解析し、富山での新薬開発に役立ててもらうほか、キノコの優良品種の選定方法を研究し、富山のキノコの特産化を進める。
              【北日本新聞 2014.1.7朝刊 27面】“


”J−031.熊本県農業研究センター畜産研究所は、夏場に分娩した乳牛に機能性物質、アスタキサンチンを給与すると酸化ストレスを軽減できることを確認。暑熱による乳量低下を防ぎ、生産性の向上につなげられると見て試験中。 
            【日本農業新聞 2014.1.8朝刊 14面】“


”J−042.静岡県工業技術研究所は、県東部特産のダイダイの搾りかすから精油を抽出する技術開発に成功。香り成分に着目することで、廃棄されるダイダイが、付加価値ある資源になった。今後、精油を使った製品開発が進み、地域活性化につながればと期待する。 
             【静岡新聞 2014.1.10朝刊 22面】“







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