MICS NEWS Vol.14 Number 10
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

”J−057.島根県農業技術センターは、イトミミズのふんが土壌表面に堆積してできた微粒子の層(トロトロ層)に、雑草の発生を抑制する効果がある事を実証した。 
       【日本農業新聞 2014.1.11朝刊 12面】“


”J−062.日立造船や宮崎大学、熊本大学、大阪府立環境農林水産研究所は、化学肥料原料のリン鉱石を、豚ぷんから回収したリン炭に最大4割まで置き換えても、同等の品質が得られる事を実証実験で確認。原料の豚ぷんは低コストの資源で、リン鉱石の価格上昇もあり、リン鉱石と競える価格設定にできると分析している。2015年度内にリン炭の製造供給の事業化を目指す。 
            【日本農業新聞 2014.1.11朝刊 1面】“


”J−065.農業環境技術研究所は、特定外来生物「カワヒバリガイ」が遅くとも2018年までに霞ヶ浦の湖岸全域に拡大するとした予測を発表。霞ヶ浦の水は、農業用水や生活水として利用されており、一部地域でパイプにカワヒバリガイが詰まり水が出なくなる被害が出ており、被害対策を急ぐ必要があるとした。
            【日本経済新聞 2014.1.17朝刊 35面】 
           【日経産業新聞 2014.1.20朝刊 11面】
                【朝日新聞 2014.1.20 10面】  


”K−032.三菱自動車とニチコンは、宮城県でEV(電気自動車)を使った農業向けの充電拠点を稼働したと発表。太陽光発電で発電した電気を蓄積しEVを充電、ためた電気を取り出して農機具に活用する。同事業は農林水産省と復興庁が東日本大震災の農林水産業復興を目的として行っている研究事業の一環。
  【日経産業新聞 2014.2.4朝刊 11面】“


”K−048.岩手県工業技術センターは、電子基板などの洗浄後の廃アルカリ液に下水汚泥の焼却灰を漬けて、リンを回収できる事を明らかにした。県内の下水処理センターから集めた焼却灰100キロ当たり15キロ程度回収でき、回収したリンは1キロ40円以下と国際価格より安く提供できる試算で、現在事業の実施たいを探している。 
【日本農業新聞 2014.2.5 14面】“


”K−063.岡山県水産研究所は、カキ殻を使った海底環境の改善技術を確立。ヘドロが堆積した海底にカキ殻を敷き、生物に有害な硫化水素の素となる硫化物を吸着させ、魚の餌のゴカイなどの生育に適した条件を整えるとし、2009年から進めてきた実証実験で、餌となる生物や魚介類の増加を確認。瀬戸内海の漁獲量の回復に向け、16年の実用化を目指している。 
【山陽新聞 2014.2.9朝刊 5面】“


”K−064.東北区水産研究所は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故が海洋生態系に与えた影響と経過を調査した研究結果の報告会を開催。水産研究所は、壊滅した宮古湾の海藻アマモの群落が2013年には震災前の8割に当たる約40ヘクタールまで回復した経緯について報告した。
  【河北新報 2014.2.11朝刊 19面】“


”K−080.岡山県畜産研究所は、しょうゆの製造過程でもろみを搾った後に残るしょうゆかすを乳牛の餌に加えると、乳量が増加する事を確認。実証実験では通常の飼料より1割アップし、同研究所は「酵母の働きで餌の消化が促され、栄養の摂取量が増えるため」と推測した。来年度から酪農家への普及を図っていく。
  【山陽新聞 2014.2.16朝刊 5面】“








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