MICS NEWS Vol.15 Number 5

  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …

”F−028.山田養蜂場は、グルコサミンとコンドロイチンに酵素分解したローヤルゼリー(RJ)を組み合わせると、新しい骨を作る骨芽細胞の分化(成熟)が促され、骨の健康維持に役立つ可能性があることを明かした。筋力低下の予防効果が報告されている素分解RJの組み合わせは、関節、筋肉、骨の健康を総合に維持しロコモティブシンドロームの予防につながることが期待されている。 
【化学工業日報 2014.9.1朝刊 7面】“


”F−029.東京大学と東京農工大学は、水溶性キノン化合物の一つであるピロロキノリンキノン(PQQ)を補酵素として利用している酵素をキノコから発見。PQQは新たな脳改善機能成分として期待が高まっており、三菱ガス化学が微生物発酵技術を用いて工業化し、健康食品素材として展開。カビ等からも同酵素をつくる遺伝子を見つけだし、様々な生物の生体内でPQQが重要な役割を持つ可能性が示された。 
【化学工業日報 2014.9.1朝刊 7面】“


”F−037.日華化学株式会社は、チョウジエキスとローズマリー葉エキスに薄毛を改善する効果を見出した。脱毛酵素と呼ばれる5α―リダクターゼの活性や、男性型脱毛症の原因となっているプロスタグランジンD2(PGD2)の不要な生成を有意に抑えることが判明。男性の薄毛改善に役立つ技術として商品開発に活かし、年齢とともに起こる髪の変化に悩む中高年男性を中心に需要開拓につなげる。 
【化学工業日報 2014.9.3朝刊 7面】“


”G−012.カネカは関西大学等と共同で、耐熱性や耐酸性が高い冷凍食品向け添加剤を開発し、量産化に成功したと発表。少量添加することで食品中の微細な氷が大きくなることを抑制し、品質の劣化を防ぐという。従来の製品では添加できなかった揚げ物や乳製品への使用も見込める。エノキタケの細胞壁から抽出する糖を使用。冷凍による品質劣化を防ぐ添加剤としては世界初で10月中旬から食品メーカー向けにサンプルを出荷。 
【日経産業新聞 2014.10.3朝刊 13面】
【日刊工業新聞 2014.10.3朝刊 11面】“









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