MICS NEWS Vol.16 Number 2
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

”C−004.早稲田大学は、原油の成分に代えて植物成分からプラスチック原料のプロピレンなどを作る技術を開発。シェールガスの生産量が増え、原油成分から合成していたプロピレンが不足する問題が起きつつあるという。生産コストを下げる方法も研究し、将来の実用化を目指している。都内で開催される石油学会で27日発表。 
【日本経済新聞 2015.5.25朝刊 13面】“


”C−005.岡山大学は、農産物への放射性セシウムの移行を抑制できる技術を開発。農業用資材として使用される水酸化鉄を含む硫酸塩(中和シュベルトマナイト)を施用する汚染土壌での農産物栽培実験を行ったところ、放射性セシウムの作物への移行が半減した。今回の成果を踏まえ、どのように移行抑制が行われるのかを解明するとともに、民間企業と協力し産業利用に向けた取り組みを進めていく方針。 
【化学工業日報 2015.5.25朝刊 6面】“


”C−019.関西大学は、廃棄する綿や古紙から石油代替燃料のバイオエタノールを効率よく作る技術を開発。特殊な酵母を使い、投入した原料のほぼ8割をエタノールにでき、従来技術に比べて生産効率が約2倍に高まるという。大阪大学は高い温度でも働く酵母を開発し、間伐材などを原料に使用できるようにした。いずれも高価な酵母の使用を大幅に減らせ、コスト低減につながるとし、企業や自治体などと組み、実用化を目指す。 
【日本経済新聞 2015.6.1朝刊 13面】“


”C−024.静岡県農林技術研究所は、イノシシの鼻先に強い電気ショックを与えられる電気柵ワイヤの張り方を考案。2本の電線を編み込んだ幅12mmのリボンワイヤを使用する。従来の電線1本の場合はイノシシの体を通電して地面に抜けてしまうが、リボンワイヤは1本に電気を流し、もう1本を電気の逃げ道にする為、電気が鼻先に集中して流れる。電気が抜けにくく、電圧が落ちてしまうアスファルトや砂地で高い効果があるという。 
【日本農業新聞 2015.6.5朝刊 1面】“


”C−031.福永博建築研究所と新エネルギー・産業技術総合開発機構は共同で、農業をしながら太陽光発電をする営農型発電用に農作業の邪魔にならず、風に強く、安価なワイヤ方式の架台を開発し、今年から佐賀市三瀬地区の水田で、稲作収量への影響を調査する実証研究をスタートさせた。架台は太陽光発電パネルをのせるもので、建築家の専門知識を生かして開発し日照時間が十分に確保できるようにしたという。 
【日本農業新聞 2015.6.9朝刊 14面】“


”C−032.北海道大学は、微生物を利用し環境に優しいバイオプラスチックを高効率で生産できる手法を開発。野生型の細菌に比べ、細胞の形態に関わる遺伝子に変異を入れた大腸菌は1.4倍のバイオプラスチックの収量を得られるという。バイオ材料の生産技術の進展につながると期待されており、成果は米オンライン科学誌プロスワンに掲載された。 
【日刊工業新聞 2015.6.10朝刊 17面】
【日経産業新聞 2015.6.12朝刊 10面】“









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