MICS NEWS Vol.6 Number 11  
          5.生体機能 
… 機能の発見、製品開発 etc.
             

"K−070.理化学研究所の上田泰己チームリーダーらの研究チームは13日、動物の睡眠や目覚めのリズムをつかさどる「体内時計」が朝に調整されることを遺伝子レベルで確認したと発表。
         (日本経済新聞(夕刊) 2006. 2.13 18面)
           (読売新聞(夕刊) 2006. 2.13  6面)

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"K−074.国際農林水産業研究エンター(JIRCAS)は、東京大学農学生命化学研究科、理化学研究所と共同で、植物の乾燥耐性機構を解明するとともに、乾燥耐性植物の開発に成功。実験では2週間水をやらなくても枯れなかった。
           (日経産業新聞   2006. 2.14  9面)
           (化学工業日報   2006. 2.15  4面)

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"K−085.マサチューセッツ工科大などの研究チームは、変形するとBSE(牛海綿状脳症)やクロイツェルト・ヤコブ病の原因となるたんぱく質が、動物の脳の中で神経細胞の形成機能を高めていることを確認。
           (日刊工業新聞   2006. 2.17 27面)

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"K−107.奈良先端科学技術大学院大学などは生物の基礎研究に使われる大腸菌で、1種類の遺伝子だけ働かないようにしたタイプである遺伝子欠損株を約四千種類の全遺伝子についてそれぞれ作製。大腸菌の病原性メカニズム解明に。
           (日経産業新聞   2006. 2.22 10面)

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"K−140.理化学研究所の高橋聡客員研究員、鵜澤尊規研修生らは、タンパク質の折り畳み運動の一部が高分子で一般的な現象と同じ規則性のあることを見出した。
           (日刊工業新聞   2006. 2.28 31面)

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"L−017.食品総合研究所と日本水産の共同研究チームは2日、味覚情報を意図的に記銘する過程で、大脳の前頭前野という領域が働くことを突き止めたと発表。
           (日刊水産経済新聞 2006. 3. 3  2面)
           (日刊工業新聞   2006. 3. 3 29面)
           (化学工業日報   2006. 3. 3  5面)
           (日本経済新聞   2006. 3. 3 15面)
           (日経産業新聞   2006. 3. 3 11面)
           (東京新聞     2006. 3. 3 27面)

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"L−029.岡山大大学院医歯薬学総合研究科の小林直哉助手らが、ヒトの胚性細胞(ES細胞)から幹細胞を作ることに国内で初めて成功した。
           (東京新聞     2006. 3. 4 26面)
           (毎日新聞     2006. 3. 6  3面)


"L−032.植物が光合成をする際、大気中の二酸化炭素濃度を感知する「センサー」機能に欠かせない因子を特定することに、九州大大学院理学研究院の射場厚教授らの研究チームが成功。
           (東京新聞     2006. 3. 6  3面)
           (朝日新聞     2006. 3. 6  6面)
           (日刊工業新聞   2006. 3. 6 24面)
           (産経新聞     2006. 3. 6 30面)


"L−034.静岡県中小家畜試験場が、クローン豚のオスとメスを交配させた「クローン豚2世」を作ることに成功したことが6日、分かった。
           (産経新聞     2006. 3. 7 29面)

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"L−039.地中に住む微生物の放線菌が作る抗生物質「リベロマイシンA」が骨粗しょう症治療に有効なことを、理化学研究所や中部大などの共同研究チームがマウスの実験で突き止めた。
           (毎日新聞     2006. 3. 7  1面)
           (朝日新聞     2006. 3. 7  3面)


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"L−042.イネの実りやアジサイやアサガオなど園芸植物の花がつくのを阻害する植物の病原菌「ファイトプラズマ」を特定の昆虫だけが媒介する詳しい仕組みを、東京大学の難波成任教授らが解明。
         (日本経済新聞(夕刊) 2006. 3. 7 18面)
             (日刊工業新聞 2006. 3. 8 21面)
           (日本農業新聞   2006. 3. 8 11面)
           (朝日新聞(夕刊) 2006. 3. 8  3面)

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"L−043.大阪バイオサイエンス研究所などの研究グループは、抗ヒスタミン薬を飲むと眠気が起きる仕組みを解明。目が覚めるときに働くたんぱく質を薬が抑制。不眠症の新しい治療法などにつながる可能性。
         (日本経済新聞(夕刊) 2006. 3. 7 18面)

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"L−044.産業技術総合研究所と大阪大学は7日、抜歯したヒトの親知らずの歯胚から未分化な間葉系幹細胞を単離・増殖して、動物実験によって骨組織と肝臓の再生に成功したと発表。
           (化学工業日報   2006. 3. 8 11面)
           (朝日新聞     2006. 3. 8 37面)
           (東京新聞     2006. 3. 8 30面)
           (常陽新聞     2006. 3. 8 11面)
           (毎日新聞     2006. 3. 8  3面)

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"L−052.JDP2と呼ばれるたんぱく質に、細胞のがん化を三重に防ぐ機能があることを、理化学研究所や筑波大、東大などの研究グループが突き止めた。
           (読売新聞     2006. 3. 8 18面)

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"L−056.国立感染症研究所の鈴木和男室長らは、肺炎などの感染症や川崎病の治療に将来使えそうな人工抗体を開発。
           (日経産業新聞   2006. 3. 9 10面)

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"L−058.大同工業大学の鈴木桂輔助教授らとデンソーの研究グループは、森林の香りをかぐと自動車の安全運転に役立つことを突き止めた。
           (日刊工業新聞   2006. 3. 9  1面)

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"L−072.ゲノム(ある生物の遺伝情報全体)という言葉の意味を理解している人は15%−。ゲノム研究に関する関心の低さが山縣然太朗・山梨大教授の国民意識調査で分かる。
           (朝日新聞     2006. 3.12  3面)

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"L−080.東京大学の中村耕三教授らの研究グループは、皮膚細胞から骨を再生する技術を開発。細胞分化を促す遺伝子を導入する方法で、動物実験で効果を確認。
           (日経産業新聞   2006. 3.14 10面)

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"L−087.理化学研究所と京都大学は、世界で初めてゲンジボタルにおける黄緑色の発光現象のメカニズムを原子レベルで解明することに成功。
           (化学工業日報   2006. 3.16  1面)
           (日刊工業新聞   2006. 3.16 30面)
           (朝日新聞     2006. 3.16  2面)
           (毎日新聞     2006. 3.16  1面)
           (東京新聞     2006. 3.16  1面)
           (日本経済新聞   2006. 3.16 42面)
           (日本農業新聞   2006. 3.16 15面)
           (読売新聞(夕刊) 2006. 3.16 23面)

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"L−095.東京工業大学の白髭克彦・助教授らは、オーストラリアの公的研究機関、三菱総合研究所と共同で、精子や卵子などの生殖細胞が作られる際に起こる「減数分裂」という細胞分裂の詳しい仕組みを分子レベルで明らかに。
           (日経産業新聞   2006. 3.17 11面)

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"L−096.大阪市立大学工学研究科の長崎健・助教授とチッソの共同研究グループは、細胞に遺伝子導入をする際の効率を従来の約3倍に高める新手法を開発。これまで使っていた物質は毒性があるため細胞に悪影響を与える可能性があったが、この課題も回避できる。
           (日経産業新聞   2006. 3.17 11面)

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"L−102.ラーメンやフライなどの高カロリーの油脂を多く含む食べ物がやめられない原因として、摂取直後に大量の「脳内麻薬」が分泌され、快感を感じる仕組みがあることを、京都大学大学院農学研究科の伏木亨教授らの研究グループが18日までに突き止めた。
           (日本経済新聞   2006. 3.18 11面)
           (常陽新聞     2006. 3.19  6面)

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"L−103.水産総合研究センターはこのほど、海藻の発酵産物がマダイのイリドウイルス病に対する抵抗力を高めることを発見。今回の発見は、ワクチンなどの製剤を使用しない安全・安心な養殖魚の育成に役立つと期待。
           (化学工業日報   2006. 3.20  4面)
           (日刊水産経済新聞 2006. 3.20  1面)

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"L−114.体内に侵入した細菌などを排除する白血球の1種に、免疫反応が過剰に起こらないよう抑制するたんぱく質があることを、理化学研究所のグループが、マウスの実験で突き止めた。
           (毎日新聞     2006. 3.22  2面)

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"L−115.食欲抑制に働く脳内の受容体を特定し、ペプチドの投与によって実際にマウスの餌摂取量を減少させることに、京都大大学院農学研究科の大日向耕作講師らが成功。
           (東京新聞     2006. 3.22  3面)
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