MICS NEWS Vol.9 Number 10  
         6.環境 
…  廃棄物処理・リサイクル etc. …
             

"H−012.愛知県農業総合試験場は、ハウスミカンによる栽培試験で、重油ボイラーとヒートポンプを併用するハイブリッド暖房方式の結果を報告した。10アールのハウスにヒートポンプ2台を入れると、重油1リットル105円の場合で、年間の暖房コストが4割以上削減できることが分かった。 
           【日本農業新聞 2008.10.26朝刊 12面】

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"H−024.栃木県は、宇都宮市にバイオディーゼル燃料向けナタネの実証展示ほ場を開設し、「ナナシキブ」の種まきを行った。来年6月下旬まで生育状況や収量などのデータを収集し、実用化に向け研究を加速させる。 
             【下野新聞 2008.10.28朝刊 12面】

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"H−026.北海道の大規模長期食糧備蓄基地構想推進協議会(産学組織)は、帯広畜産大学など6機関と共同で、除雪で捨てられる雪や氷、凍土を活用し、農産物を保管できる低コストの貯蔵システムの開発に着手した。貯蔵農産物のブランド化や、販売ルートの開拓を目指し、農林水産省の委託事業に認定された。 
           【日経産業新聞 2008.10.29朝刊  2面】

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"H−027.近畿大学は、バイオ燃料と飼料の原料として注目されているスイートソルガムの栽培試験を開始した。5品種中1品種が1ヘクタール換算で46トン収穫できることを確認。
           【日本農業新聞 2008.10.29朝刊 14面】

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"H−039.森林総合研究所は、化学パルプやバイオエタノールの生産時に残さとして発生する植物由来成分を利用して、鉛蓄電池の充電性能を向上させる新しい負極添加剤を開発した。従来の1.6倍の充電性能が見込まれる。 
             【電気新聞 2008.10.31朝刊  2面】
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"H−041.農研機構東北農業研究センター福島研究拠点は、刈り敷いた大麦で雑草を抑え、大豆を不耕起栽培する方法「大麦カバークロップ−大豆栽培体系」が、地球温暖化を防ぐ効果があることを確認した。大麦が雑草の発芽や成長を抑え、肥料としても有効。 
           【日本農業新聞 2008.11. 1朝刊 16面】

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"H−042.農研機構九州沖縄農業研究センターはエコ・マテリアルと共同で、秋田県上小阿仁村の上仏社営農組合に委託して、多収性でバイオエタノールの原料として注目されている東南アジア原産のイネ科多年生植物「エリアサンス」が、寒冷地でも生育可能かを確認するための栽培試験を行っている。 
            【秋田魁新報 2008.11. 1朝刊 31面】

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"H−047.英エコセキュリティーズは、インドネシア・スマトラ島で、パームオイル工場から排出されるヤシの種子殻を石炭ボイラー用燃料に調整。CO2排出量を相殺できる石炭代替バイオマス燃料として、来年度から日本への販売を開始する。 
           【日経産業新聞 2008.11. 4朝刊  1面】

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"H−052.竹中工務店などは、農林水産省の委託事業で、ジャガイモから澱粉を作る過程で排出される残さから、バイオエタノールを精製する技術の開発に取り組み、2010年度の実用化を目指す。 
         【日刊建設工業新聞 2008.11. 5朝刊  2面】
           【建設通信新聞 2008.11. 5朝刊  3面】
           【日刊工業新聞 2008.11. 7朝刊 21面】

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"H−057.農林水産省は、バイオマス燃料の世界基準の作成に向け、稲わらや籾から作った燃料の温室効果ガス削減効果を高く評価するなど、食料生産と競合しないバイオ燃料の生産拡大を促す内容の日本提案を決定した。 
           【日本農業新聞 2008.11. 6朝刊  2面】
           【化学工業日報 2008.11.11朝刊 10面】

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"H−069.島根県中山間地域研究センターは、竹パウダーを混入した発酵飼料を飼育牛に給与すると増体率が高くなることを確認した。中山間地域に繁茂する竹林問題の解決に向け、竹の有効利用と自給飼料化を目指す。 
           【日本農業新聞 2008.11. 8朝刊 16面】

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"H−070.福島県林業研究センターは、ナラ枯れの被害木をほだ木として利用し、ナメコを栽培する実証試験を始めた。害虫駆除だけで終わらせず、被害木の有効利用を図るのが目的で、山主に積極的に足を運んでもらうことで里山再生にもつなげ、一石三鳥を期待している。 
             【河北新報 2008.11. 8朝刊 30面】

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"H−081.農業環境技術研究所で行われている、窒素肥料が引き起こす温室効果ガスの発生を抑える技術開発についての紹介。 
             【常陽新聞 2008.11.12朝刊  5面】
     
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"H−083.東京大学と島根大学は、マングローブの林を伐採すると、河川に住む魚の種類と数が減ることをタイで行った調査で明らかにした。 
             【朝日新聞 2008.11.12夕刊 13面】

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"H−099.森林総合研究所九州支所は、沖縄本島北部の名護岳と西銘岳に野鳥の巣に見立ててウズラの卵を置き、補食しに来る野生動物を調査した結果、名護岳で確認されたのはマングースやクマネズミなどの外来ほ乳類やカラスで、固有種は確認されなかった。外来種が定着した地域では、固有種が駆逐され、生態系が別物に変化している実態が浮き彫りとなった。 
           【沖縄タイムス 2008.11.18朝刊 25面】

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